賠償責任を免れるのはどんな場合か?

2010-11-10

事例
 深夜、制限速度40㎞のところを時速60㎞で進行してきた自動二輪車が突然センターラインを超えたため、制限速度内で進行してきた対向乗用車と正面衝突し、自動二輪運転者の少年が死亡した。少年の両親は乗用車運転手のH氏に損害賠償をしたが、H氏は損害を賠償しなくてはならないのか??

解説
 自賠法3条によると、自己のため自動車を運行の用に供するものは、その運行によって他人に死傷をを与えた場合、その損害をしなければならないと規定している。

  しかし、以下の3点を満たす場合、責任はないといわれている。
 ①自動車の運行供用者が、自己および運転者が自動車の運行に関して注意を怠らなかったこと
 ②自己が被害者または第三者の一方的な過失によったもの
 ③自動車の構造に欠陥または機能に障害のないこと

 事例と照らしあわせてみましょう。
 一般の人は、対向車とすれ違う場合、通常はセンターラインをオーバーしないですれ違うことができると考えるのが常識である。少年は突然センターラインをオーバーしたということから、H氏としては行動は予想外のものであったと考えられる。また、H氏は制限層土内で走行しており、過失があったとはいえず、また、乗用車のブレーキがきかなかったとか、欠陥車でもなかったので、自賠法3条の免責事由に該当できると考えられ、H氏は損害賠償する義務はないと考えられる。そして、この免責の3条件を立証したときは、被害者は損害賠償をうけることができなくなります。

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